赤カブ珍道中

 岐阜への紙芝居の旅は、珍道中だった。彼女とはいつもそんな調子なのだが、前回は自動車道を早く降りて、御母衣湖を一周してしまった。今回は珍しく順調に着いた。係の人から「今回は迷子になりませんでしたか?」と言われて、「えっへん」と答えていた彼女だった。彼女が運転をして、私がナビ係なのだが、その私は人も知る迷子名人と来ているのだから、これは仕方がない。前回は、出かけるとき満タンにしておいたガソリンが帰宅時にはほとんどなくなっていたのだが、今回は帰宅時にまだ半分残っていたということは、順調に行けたことを意味している。

 心の中ではダイエットを望んでいる私達だが、帰宅後何故か体重が2キロも増えていたのも不思議な現象である。朝食を食べてから電車に乗り、彼女と落ち合ってから彼女の車で出かけた。途中のドライブインで、私は五平餅の匂いに惹かれ、彼女は栗入りの大判焼きに惹かれた。結局二つずつ買ってそれぞれ食べた。満腹。
 大判焼きが効いたねと言いつつ、お昼は目的地に到着後おすすめの中華料理屋さんへ。私は五目ラーメンと・・・山椒餃子なるものを注文。またまた満腹。今回はたっぷり時間があったので、ちょいと寄り道うろうろ。
 前日のリハーサルが終わって、お宿に向かうことになった。「○○に泊まるんです」と言ったら、みなさん、「あそこはお風呂がいいですよ」と言った。彼女は出かけるときに「崖を崩さないように」と言われたらしい。崖のあるところなのか??実はとても安い宿なのだ。素泊まり1泊3500円くらいの所を選んだのは、年金暮らしで贅沢をできないから。宿は会場から10~15分でいけるところだということだったが、スムーズに言ったことのない私達の旅はここでまた本領発揮となった。
 最初の問題は彼女のカーナビがひねくれていたことだった。 ぐるぐる市内を回ってお宿に行き着けない?お宿に電話をして、場所を確認したら市内ではないらしい。国道沿いですとのこと。道理で・・・。
 現在地からの行き先を教えてもらう。
「そこから5分ほどでゴルフの打ちっ放しがあります。さらに1分ほど行くとJRの高架があります。その後左手に看板があります」このままでは10分程度の所なのだが、一言付け足しがあった。「途中で工事をしていて一方通行のところがあります」そして、私達がお宿に着いたのは実に1時間半以上も後の事だった。
 お宿に着いたら、日帰り温泉の宿で、食事お風呂受付などと宿泊は別館ということ。しかも道路を越えなくてはならない。人気のない別館の2階一番奥、ようやく落ち着いた。寒いのでコートを羽織ってお風呂に行った。
 明日の紙芝居上演第一回は(もちろんボランティア)7時半、今夜来たときのことを思うと6時半には宿を出たいと朝食を確認すると、間に合わない。マシンに弱い私だが、携帯のアラームだけはなんとか使えて、5時半に設定。6時には宿を出て、途中のコンビニでおにぎりを買う予定。しかしまあ、何もなければ、本当に15分もあれば会場に到着。コンビニのおにぎりを車の中でゆっくり食べた。
 2回の上演を終えて、帰路についた。二人とも今度はのんびりのんびり。道路沿いの果物屋さんに立ち寄る。「うちで採れたブドウとリンゴだよ。完熟のブドウはスーパーじゃ買えないよ」叔父さんの言葉通り、美味しかったので買ってしまった。しばらく行くと野菜やさん、岐阜特産の赤カブがどっさりと束にして300円、ぎょえ~~~。思わず買ってしまった。相棒が、「私は車だから良いけど、あんたはそれから電車で帰るんだけど(^_^;)」と声を掛けてくれた。ありゃりゃ、今掘ってきたばかりだという大根も買ってしまって、呆然としている私に、叔父さんは持ちやすいように一生懸命荷造りをしてくれた。
 駅まで迎えに来てくれた虎ちゃんは、大きな野菜の荷物を見て、「何をしに行ってきたの?」と言った。ブドウは、その夜二人でワインとビールのつまみにして食べてしまった。
 赤カブは次の日悪戦苦闘。葉っぱは塩漬けにしたりスープにしたり。赤カブも塩漬けしてから甘酢漬け。近所の介護友さんに数個お裾分け。赤カブのスープもピンク色で甘くて美味しいよねえ^^
 
  

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この記事へのコメント

2012年11月07日 23:53
お疲れ様でした。「ふたりはひとりに勝る。」
いろいろ大変なこともおありだったようですが、楽しい紙芝居の旅をさらたのですね。
赤カブ料理も堪能され、良かったですね。
2012年11月08日 08:28
すみません・・
笑わせて頂きました。
不謹慎でしょうか・・・

スリル満点な旅ですね!
おいしいものも堪能され
野菜の買い出しもバッチリ!
虎さまの驚かれたお顔が浮かぶようです。
2012年11月08日 11:49
mayflowerさん
確かに、お風呂は温泉で良かったのですが・・・。
皆さんがそれしかいわれない理由がよく分かりました。
つまり、お風呂だけが良かったと言うことで、
私達は「なんたって3500円だからね」を合い言葉に過ごしました。
「またこんな機会があったら、あの宿だけはやめようね」といいつつ、なんと言ってもお笑いコンビです。
それなりに日常生活からの脱出は楽しいひとときでした。
2012年11月08日 12:42
ベラさん
ほんの一部分だけなのに、笑っていただけました?
実は私も、涙が出るほど笑いました。
友人は柿やリンゴもどっさり、白菜も大きなもの一玉買っていました。
お宿で、リンゴをひとつ食べようと言っていましたが、何せ別館なのでフロントも何もありません。
ナイフを借りたかったのですが、それもなく、爪楊枝をリンゴにちくちく突き刺して、力ずくで手で割って食べました。
なんてワイルドな(^_^)v

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