タクアン漬け、続き

 タクアン漬けの時には、頼りない私の応援のために、たくさんのお年寄りが活動に参加してくださった。漬け込みもお任せだったけれど,その後しょっちゅう漬け物桶の様子を見に来てくださった。日当たりが良すぎるとか,重しが軽いとか・・・。もう重しがないんですと言ったら、桶の上にもう一つの桶をのせた。
 そうして,私といろいろと話すのが楽しみの様子だった。
「畑もそうやけどな、漬け物にも人の足音を聞かせんとあかんのや。足音を聞かせると美味しい漬け物ができるんやで」
「この間芋掘りしたんやなあ。芋の保存はなあ、今は昔のようなもみがらの床はないから、うちは新聞紙に包んでテレビの後ろに置いておくんや」ええっ!!
 そんな人生の先達の知恵が数多くあった。中でも、特に忘れられない言葉があった。 
「タクアン漬けなんて、良い事したなあ。今の子はいつでも何でも金出せば手に入ると思っているからなあ。やったことがよかったんやで。失敗したっていいんや。タクアン一つ漬けるのがこんなに難しいのかって事がわかるからそれもいいんや」体験をすることが大切という先達の言葉に、やるからには成功させたいなどと考えていた私は感銘を受けたのだった。
 そして、災害の続く今の時代,確かに非常時には保存食は役に立つかも知れない。 
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 昨年の震災後、思い思いの鍋を持ち寄って、卓上コンロでご飯を炊いた。ガラスのふたの鍋を持ってきた子がいて、みんなご飯の炊ける過程を興味深く見守っていた。タクアンと味噌汁だけだったが,本当に美味しかった。
 今後「いただきます」「ごちそうさま」の言葉にどれほどの想いを込めなければならないか,実感したようだった。

 「ごちそうさま」ついでだが、まだUPしていない先日のわらべ唄の話に、3歳までにしつけたい7つのことの一つに、食事はきちんと座って食べるというのがあった。「食は人間の基本だから、きちんとしつけなければならない」とのこと。席を離れるときには「ごちそうさま」を言わせて,残食は処分するなり親が食べるなりして片付けるそうだ。「今の時代、食事を十分にとらなかったからと言って死ぬことはありませんから」とのことだった。なるほど^^

 いろいろな出会いでいろいろと学ばせてもらっている。

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この記事へのコメント

2012年02月22日 22:18
確かに。食べなければ、サッサと片付けてしまうのがいいそうですよ。それとおやつを自由に与えすぎるのもよくないそうです。食事時には腹が減っているように仕向けることも大事ですね。
2012年02月23日 09:58
漬物には「石」が必要だと
佐藤初女さんが書いていらっしゃいました。
「足音」も必要なのですね。
手間暇かけ、心を注ぐ・・
そういう気持ちが合理的な暮らしの中で失われる・・
ちょっと反省、です。

食事の躾けは・・
ま、いいや。
ベラVS実家バトル、があったんだけど・・
最終的には母の私の教育、になびいてくれたので、よいことにしましょう!
2012年02月23日 16:18
ヒゲおやじさん
おやつの問題は大きいですね。
添加物ばかりで,あまり子供の体に良くなさそうな物もたくさんあります。
我が家は子供にあまりおやつを食べさせなかったら,
食事はがんがん好き嫌いなく食べてくれました。
ところが、学校に行ったら、
学校で「おやつはあまりよくないから」と「水曜日はおやつなしデーで,おやつを食べないようにしましょう」と設定しました。
すると、子供達は「そうか、水曜日以外はみんなおやつを食べているのか」ということに(爆)
2012年02月23日 16:22
ベラさん
心を込めること,想いを込めることで、なんだか回転が良くなってくるのはわかるような気がします。

食事,毎日のことですし、人間の基本点欲求でもありますから,これには親の生活姿勢が見事に反映されてきますね。
くわばらくわばら^^;
2012年02月26日 14:55
そうですよね。何事も苦労して覚える!失敗も成功の元でもあり、その失敗は失敗ではなく成功へのプロセスだって思えるようになりたい。
それには失敗で懲りて辞めるのではなく、失敗を糧に成功につなげていく力が必要なんだと思います。頑張らねば!
子どもにとっても御飯とか、身近なところにまだ勉強の素材は沢山あるんでしょうね。
2012年02月27日 11:11
はるばるさん
人生の先達からおしえられることはたくさんあります。
最近の核家族のなかでは,そんな先達の知恵を引き継がないことも多くなっているのかも知れませんね。

ささやかな日常生活,私の友人は、子供の頃、お婆ちゃんから「玄関のどこにお客様の履き物を置くか」と質問された話をしていました。

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