いろいろな偶然が重なって・・・

 私のお間抜け迷子が引き起こした姑の徘徊は,私にとってかなりショックだったが,それは,何も語らない私以外の人たちも、多分同じではないだろうか。その瞬間まで,誰も姑が徘徊をするとは全く思っていなかったのだった。今まで,一人では一歩も玄関から出ない人だったのでそれだけは安心だったと言う私に、安達祐実似のケアマネさんは、「それが認知症ですよ」と言われた。
 すると、ケアマネさんと話しているちょうどそのときに電話が鳴った。「小規模多機能型居宅介護」の施設からだ。私にはよくわからなかったので,ケアマネさんに電話に出てもらった。初めてのシステムで最初は理解できなかったけれど,ディとショートが1本化されていて、お泊まりもデイもいくらか融通がつくらしい。
 小さな出来事の一つ一つが、大きな現象につながっていく。あの間抜けな私の迷子事件をきっかけに、私と虎ちゃんには、たとえ眠っていても,姑がいるときに出かけることに対する不安が大きく膨らんでいた。ケアマネさんのタイミングに合わせ,さらに偶然は重なって,いつもは勤務日の虎ちゃんはその日に限って振り替えで休日だったのだ。早速,二人で午後,施設の見学がてら説明を聞きに行った。すでに退職して年金暮らしの夫には費用も気になるところだ。
 話を聞いてみると、新しいシステムの施設で,認知症のみが対象だという。10月に開設したのだが、まだあまり知られていないので、ちょっとした以前のご縁で,我が家に電話が入ったというわけだ。2年ほど前に,その系列の施設に申し込んで待機していたところだった。私達は将来は移住予定で、虎ちゃんも3月で仕事を完全に辞めるが、姑がいる限りは自由には動けない。そんな我が家にとっては、ディとお泊まりとの柔軟性は実にありがたい。
 と言うわけで,申し込んだ。ちょうど年末であるので,新しい施設に慣れるために今月はお泊まりなしでディのみにして様子を見ることにした。

 そうして、我が家の介護状況は昨日突然に変化した。先がどうなるのかはまだ十分には見えないが,なるようになるのだろう。小さな出来事がどんどん重なって一つの形となることに、私はそんな直感には少し自信があるかも知れない。

 以前マンションを買ったとき,2年かかっても全く決定できなかったのに,その気もなくて一応案内が来たので見に行ったら、ローンを組めないから前日に解約したばかりという好条件の部屋が待っていたので、即買ったことがある。友人が,「私が家を買ったのも,そんな感じで,突然だったわ」と言っていた。

 明日、姑は初めて,新しい施設にでかける。なじんでくれることを祈るばかりだ。
 

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この記事へのコメント

2011年12月14日 23:08
世の中の出会いなんて、そんなものですよ。
ヒゲおやじもほとんど出会い頭で生きています。それで別段不都合もありませんからね。たまにドキッてなこともないことはないですけど(笑)。
2011年12月15日 06:27
きっと良い方向にいきますね!
誰にとっても、皆が少しずつ我慢し、少しずつ幸福になる道、って必ずありますよね。
偶然が重なる、ということは、本当によくあることだと思います。その道を進め、というお知らせだと、私は解釈しております。
どうか御義母さまが馴染んで下さいますように。
2011年12月15日 16:20
私の知人で、お舅、お姑さんを介護していた人が
います。
お姑さんは夜になると騒いで、お嫁さんである
知人は夜もねむれなかったそうです。
こうなると、家中みんなが、悲惨なおもいで、
最後、特養の老人ホ-ムに入り、そこで亡くなった
のですが、とても辛い思いをしたのです。

施設にお世話になるのは、勇気もいると思いますが
きっと、お姑さんも、なれてくださると思いますよ。
これからのことを考えて、そうなさるのが
いいと思います。
2011年12月15日 17:50
ヒゲオヤジさん
>その道を進め、というお知らせだと、私は解釈しております。
うわあ,実は私も全く同感^^
人は自力だけでも他力だけでも生きていけない。
その自力と他力がふと重なるときがあるのではないのでしょうか。
そんなときにふと周囲の空気が回転する,私はそんなことを感じます。
・・・って書くと、オーバーだけど,結局はあまり深く考えないのかも
2011年12月15日 17:59
ベラさん
その通りでした。
今日は,姑は全く違う場所の全く違う施設に出かけました。
そして、何事もなかったように帰宅し,送ってきたワーカーさんには「気をつけて帰ってね」といつもの声かけをしていました。
うまく新しい回転に乗っかったような気がします。
見えないものを見つめ,聞こえないものに耳を傾ける、大きな宇宙の中で,それも一つの大切な生命力かと,そんな気がします。
2011年12月15日 18:13
kyabetuさん
私の両親は二人とも今特養施設に入っています。
姑のディなどの合間に,時々会いに行っています。
母は半身不随で,父は認知症です。
こちらの姑も見るに,認知症の方が幸せかなあと思いますが、・・・難しいところですね。
母も永年の寝たきり生活の中でずいぶん狂ってきましたけれど、寝たきりの母は未だに娘のことを心配しますから,困ったものです^^;

姑は今のところできるだけ在宅で介護をするつもりですが、必要なときには宿泊させていただけるというのが,私達には何よりも助かることです。

>辛い思い
わかりますね。まるで介護放棄をしたような自己嫌悪。私は,ショートステイを利用することになったときそんな思いになりました。メチャクチャな生活をして吐血をしました。今思うと,あれは何だったのでしょうか。
夫と実姉とケアマネさんが支えてくれました。
介護でも,私はいつも素敵な出会いに恵まれましたね。
今回の姑のシステム変更で,今までの安達祐実似のケアマネさんとはご縁が切れました。
本当に助けられた出会いでした。また,ご縁があるかも知れませんけれど。
でも、新しい出会いはいつも私に一番似合っていることだと信じて前進することにします。

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